エンディングデザイン研究所

著書

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井上治代著書アーカイブ

1.『女の姓(なまえ)を返して-夫婦別姓のすすめ-』

単著昭和61年9月創元社
夫婦別姓について、多くの人々のインタビュー調査を踏まえ、さらには日本の歴史や法律を紐解いて問題の所在を分析した。夫婦別姓をあつかった初めての単行本として、その後の研究のもとになった


2.『高齢出産-働く女の産み時期(どき)』

単著昭和62年2月亜紀書房
働く女性が増え、女性はキャリアを積んでから子ども生むか、生んでからキャリアを積むかの判断が難しくなった。本書は高齢出産が増加傾向にある中、働く女性の出産時期について、生物学・医学的な観点と、就労条件といった両面から考察した。


3.『現代お墓事情-ゆれる家族の中で』

単著平成2年6月創元社
現代社会が抱えている墓の問題の所在を、家族や生き方の変化との関連で、歴史を紐解き、法律を見据え、アメリカとの比較から実証的に追究した。特に墓の継承問題の詳細にわたる分析と、筆者が行った「現代人の墓に関する意識調査」の結果分析は、筆者が行ったアメリカ調査との比較も加えて、葬送分野の研究に示唆を与えた。


4.『シリーズ変貌する家族3システムとしての家族』

共著平成3年10月岩波書店
「家族の政治学/死後の家族-墓をフィルターとした考察」(p91~p109)
現世に生きている者が、死後の自分および死者となった家族をどうとらえているか、という視点をもって、現代社会や現代人の意識構造を探った。死の周辺から変貌する家族を捉えた視点が注目された。(編者:上野千鶴子、鶴見俊輔、中井久夫、中村達也、宮田登、山田太一。分担執筆者:鶴見俊輔、林京子、鈴木茂、江原由美子、木崎さと子、井上治代、市村弘正、桝潟俊子、端信行、福島瑞穂、黒沢隆、隈研吾、片木篤、西川祐子)
「家族の政治学/死後の家族-墓をフィルターとした考察」(p91~p109)
現世に生きている者が、死後の自分および死者となった家族をどうとらえているか、という視点をもって、現代社会や現代人の意識構造を探った。死の周辺から変貌する家族を捉えた視点が注目された。(編者:上野千鶴子、鶴見俊輔、中井久夫、中村達也、宮田登、山田太一。分担執筆者:鶴見俊輔、林京子、鈴木茂、江原由美子、木崎さと子、井上治代、市村弘正、桝潟俊子、端信行、福島瑞穂、黒沢隆、隈研吾、片木篤、西川祐子)


5.『<墓>からの自由-地球に還る自然葬』

共著平成3年10月社会評論社
「外国における自然葬」(p149~p174)90年代より注目された自然志向の葬法である散骨(遺骨を海山に撒く)について「米国の葬法とヨーロッパの散灰」「中国の葬法と散灰」「韓国の葬法と散灰」といった項目で、筆者が調査研究した国における葬送儀礼、宗教、法律などから論述した。(編者:葬送の自由をすすめる会。分担執筆者:安田睦彦、梶山正三、森謙二、酒井卯作、人見達雄、八木澤壯一、井上治代、薦田哲)

6.『「豊かな老い」へ どう生きますか』

共著平成4年朝日新聞社
「ゆく末」(p179―p192)
「朝日新聞」紙上で連載された往復書簡を刊行した本。石牟礼美智子:見田宗介、時実新子:日野原重明、寺内大吉:鍛冶千鶴子、高見澤たか子:藤原新也、多田道太郎:今井通子、富岡多恵子:邱 永漢、澤地久枝:灰谷健次郎、郡司正勝:沢村貞子、木村松夫:沖藤典子、高見恭子:串田孫一、近藤啓太郎:鈴木真砂女、木村 梢:森繁久彌、井上治代:前 登志夫、中村真一郎:五輪真弓、宮脇俊三:杉浦日向子、下重暁子:大島渚

7.『いま葬儀・お墓が変わる』

単著平成5年3月三省堂
戦後にさまざまな社会変動が起き、物質文化は早くから変化したが、葬儀や墓といった精神文化の変化は緩慢であった。それが1990年代に急激な変化を見せた。その最前線の動きを解説した本である。

8.『素敵な死にじたく』

単著平成7年4月KKベストセラーズ
高齢化社会において、最後に一人残されるのは女性である確率が圧倒的に高い。夫や子供が去っていった後、その後の生きがいや死に方をどう探っていくか。女性のための賢い死にじたくを具体的に解説。 

9.『大衆長寿時代の死に方』

共著平成7年5月ミネルヴァ書房
「第9章 二十一世紀の結縁と葬送を考える」(p185~p201)
家族や親族といった血縁が希薄化し、死後にも家族に代替する結縁(ネットワーク)が模索されている。その実態や死後の自己決定や葬送の市民運動などをとりあげ、葬送をめぐる変化を分析した。(編者:濱口晴彦、嵯峨座晴夫。分担執筆者:嵯峨座晴夫、蔵持文美三也、矢野敬生・木下英司、宮内孝知、斎藤芳雄、堺園子、有吉広介、店田廣文、山口道宏、井上治代、木村利人、大竹登志子、松井壽一、濱口晴彦)

10.『遺言ノート』

単著平成8年6月KKベストセラーズ
死に関する意識の高まりとともに、デスエデュケーションの必要性が騒がれている昨今、実際に自分の死を見つめるためのワークブックを作成。この本が2000年代に登場する「エンディングノート」の先駆となった。 

11.『響きあう女たち―フェミニズム・その困難と暮らしへの回路』

共著平成9年1月あだち女性学研究会(財)東京女性財団助成出版
 「気がつけばフェミニズム」(p33―p40)
1985年以降、全国的に女性行政を推進する組織ができ、女性行動計画に基づく「女性問題」解決への取組みが各自治体によって進められてきた。「理論」と「実際の生活」を結ぶ回路としての自治体の女性政策にかかわってきた(教師、受講生、自治体職員)人たちによる執筆。浅野千恵、乾雅栄、井上治代、漆田和代、内藤和美、渡辺秀子ほか30名の執筆

12.『ジェンダーで学ぶ社会学』(再掲)

共著平成10年3月世界思想社
「14.死ぬ-ターミナルケア」(p226~p239)
大学のテキストとして出版。個体の死に関しては男女の違いはないが、社会的・文化的な次元で捉える死には違いが現れる。発展途上国に男性人口が多く、先進国に女性人口が多いのはなぜかなど、社会学的に解説する。また介護やターミナルケアに関する意識の性差や、残存する家意識が及ぼす墓における女性差別的なあり方を解説する。(編者:伊藤公雄、牟田和恵編。分担執筆者:伊藤公雄、木村涼子、牟田和恵、田崎英明、金谷千慧子、田間泰子、松田恵示、中河伸俊、西山哲郎、伊田久美子、大橋由香子、筒井琢磨、井上治代)

13.『最期まで自分らしく』

単著平成12年3月毎日新聞社
1年2ヶ月の及ぶ「毎日新聞」連載の記事を、加筆して単行本に収録。核家族化が進み、それまで「家」「家族」といった集団が担ってきた家族機能も弱体化し、人々の価値意識が、「集団」から「個人」へと転換する中で出てきた言葉が「自分らしく」である。自分の死および死後を自覚的に捉え準備する傾向を、多くの実例をまじえて解説いている。

14.『墓をめぐる家族論』(再掲)

単著平成12年11月平凡社
先祖祭祀、死者祭祀の現在を、家族の変化、生き方の多様化から論証した。夫と墓を分ける妻たちの実態を学術的に論証した「死後離婚」、「家」と先祖祭祀の関係や現存する葬祭の源流とその歴史的背景を扱った「死後の人生」、産業化による家族の変化を捉えた「死後の家族」、そして90年以降の個人を単位とした社会に親和的な新たな葬送形態を紹介した「死後の自立」、「死後の個人化」といった各章で構成されている。「死後離婚」については「post-mortem divorce」として、アメリカ、イギリスの新聞社から取材を受け記事が掲載されるなど反響を読んでいる。また本書は、韓国語にも翻訳されて、東国大学校の死生学を扱った大学院やその他の大学の教材としても使用されている。 

15.『Q&A 墓地・納骨堂をめぐる法律実務』

共著平成13年11月日本法規出版
藤井正雄・長谷川正浩共編。執筆者の表記(井上治代)あり。
本書は法律家、学者等による専門的な立場から、墓地・納骨堂をめぐる法律実務を解説したものである。筆者は「永代供養墓を買うときの注意事項」「墓地購入と子ども」「夫と同じ墓に入りたくない」「姓と納骨」「散骨」「散骨の場所」等の項目を担当執筆。

16.『新・遺言ノート』(再掲)

単著平成14年2月KKベストセラーズ
いのちの教育、デスエデュケーションのための教材。実際に意志を書き込む、書き込み式ノートと、書くために必要な情報を載せた別冊からなる。初版本は平成8年に出版、以来、この本が2000年代に登場する「エンディングノート」の先駆となって、一般社会でも広く活用され、新聞・テレビ・等で広く紹介されている。大学でも、死生学のサブテキストに使用しているところがある。またアメリカの「Washington Post」紙では、実際に「遺言ノート」を書いた人をとり上げ、筆者が学術的に社会背景を解説した記事を掲載。さらにスウェーデンの新聞にも、日本死をめぐる新しい動きを伝える記事として、大きく報道された。

17.『フミニズムと対話した女性たち』

共著平成15年1月新水社
 「墓に残る『家』を超える」(p24―p25)
男女共同参画時代と言われはじめて生じた混沌と錯覚と誤診の渦巻く現在、少しだけ先を歩いてきた女性たちから、その危機感ややるせなさをバネに替えて生きてきた力強さを、次世代に生きる女性たちへ送る-という意図で編集された本。青木やよひ、明石千衣子、浅倉むつ子、荒川ユリ子、石黒多恵、市場恵子、稲田さと子、稲邑恭子、井上治代、井上摩耶子ほか188人

18.『墓と家族の変容』

単著平成15年2月岩波書店
戦前から戦後へのドラスティックな「価値転換」の中で、さほど変化をみせないできたものの一つが墓であった。ところが90年代に入ってその墓が大きく動いた。そこに日本文化の基底部分の変容が見てとれる。現代社会における墓の変化を、核家族化、個人化、生涯未婚化など、家族社会学の知見を踏まえつつ、膨大な調査をもとに墓における「脱家」過程を社会学的に捉えた。
夫婦制家族の本質的な特徴―夫婦は一代限りで、夫方妻方の双方の親子関係が重視される―と、単系で永続的に継承されてきた墓の家的システムが整合せずに顕在化した問題から、墓祭祀の脱家過程を社会学的に捉え、家族の変化にともなった先祖祭祀の変容を浮き彫りにし、それを論証することで、研究史的な課題の解明に取り組んだ。
第Ⅰ章・序章、第Ⅱ章・直系家族制地域の家族と墓の変化、第Ⅲ章・人口流出・親子別居地域の墓祭祀の変容、第Ⅳ章「家族の変化と墓祭祀の双方化」第Ⅴ章・家族の個人化と脱家現象、第Ⅵ章・結論
博士論文の刊行としては数少ない重版が行われ、反響をよんでいる。(博士論文、日本学術振興会、平成14年度科学研究費補助金<研究成果公開促進費>交付により刊行)

19.『樹木葬を知る本』

共著平成15年3月三省堂
「樹木葬の背景と意味」(p181~p214)
筆者が実施した自然志向の墓である「樹木葬」購入者の意識調査をもとに、現代人の意識を分析した。その結果、筆者の想定した通り、自然志向や環境保全に加えて、自然に還えれば継承者がいなくても済むという脱継承の傾向が捉えられた。墓石を立てず、土中に遺骨を埋めて樹木を墓標とする人々が抱く霊魂観、他界観を探った。(編者:井上治代、千坂嵃峰。分担執筆者:千坂嵃峰、清水玲子、井上治代)

20.『仏教文化講座』第47集

共著平成15年7月浅草寺
「変わる家族とお墓」(p102-p136)
森本哲朗、松浦正昭、本郷真紹、岩井宏實、奥野義雄、井上治代、加藤健司、浅野春二、上野 誠、石井一躬、田村 勇、中村生雄

21.『葬式仏教は死なない』

共著平成15年8月白馬社
(p39~p132)全日本仏教青年会大会のシンポジウムの掲載。ひろさちや、井上治代、高橋卓志、藤田庄市、全日本仏教青年会

22.『今を生きて老いと生きる』

共著平成16年3月青娥書房
「第Ⅱ部 共に生きる 老いと死をめぐって 5老いと死と最後の儀式」(p181~p202)
90年代を家族と死者祭祀の転換期と位置づけ、家から個人へと基盤が移行する姿を説明。限りあるいのちを意識し、意思を書き遺したり、死の生前準備教育のあり方を説く。(編者:長谷川匡俊。分担執筆者:長谷川匡俊、河波昌、坂上雅翁、芹川博通、磯岡哲也、石上善應、田宮仁、木村登紀子、足立叡、井上治代)

23.『현대일본인의생과죽음』(『現代日本人の生と死』)

自著 翻訳平成16年6月중문 출판사(中文出版社)
井上治代著、李盛煥(韓国・啓明大学教授)・李ミレ訳 『墓をめぐる家族論』(平凡社)の韓国における出版。韓国の大学校や大学で葬礼文化のテキストと使われている。

24.『現代宗教2004-死の現在―』

共著平成16年4月東京堂出版
鈴木岩弓(東北大学教授)と井上治代の対談・墓の語る<現代の死>(p115~p152)
(財)国際宗教研究所の年刊出版物。2004年は「死の現在」というテーマで編集された中で「墓の語る<現代の死>」について、社会変動と墓をめぐる死の変化といった視点から行った学術的な対談を収録した。(編集:国際宗教研究所、分担執筆:五木寛之、田口ランディ、カール・ベッカー、鈴木岩弓、井上治代、沖永隆子、岩田昭文昭、新谷尚紀、菅原壽清、西谷修、八木久美子)

25.『仏教再生への道すじ』

共著平成16年6月勉誠出版
「新しい葬儀-散骨・樹木葬・宇宙葬」(p204-214)
科学技術の発達などによって、伝統的な霊魂観、他界観が意味を失いつつある中、90年代以降に登場し、刻々と変化しつつある最新の葬送形態の実際について論述した。(編者:藤井正雄。分担執筆:藤井正雄、佐々木宏幹、広沢隆之、島薗進、山田慎也、村上興匡、鷲見定信、 長谷川正浩、黒崎浩行、高島高範、鈴木永城、野生司祐宏、井上治代、碑文谷創、松島如戒)br;

26.『ゆいごん練習帳』(再掲)

単著平成16年8月ポプラ社
死を間近に思うことで人生を振り返る、新しい遺言を提案し、人とひとの「つながり」「気づき」「絆」「家族」「生きがい」「死と向かい合う生」などを実感する「スピリチュアルな体験」を意図して書かれていて、サブテキストとして使用されている。

27.『岩波講座・宗教10巻 宗教のゆくえ』

共著平成16年10月岩波書店社
「家族の彼方―『集団から個人へ』価値意識の転換」(p103-132)
全10巻からなる岩波講座「宗教」の最終巻で、今後の宗教を見通す「 宗教のゆくえ」をテーマとし、筆者は「家族の彼方」を執筆。
これまで宗教研究において家族は、宗教の基盤として論じられてきた。つまり集団としての家族をとらえ、「家の宗教性」「家と先祖祭祀」「核家族と先祖祭祀」といった先祖祭祀を中心に伝統仏教や一部の新宗教との関係で論じられてきたのである。しかし集団というアプローチでは戦後家族の第一段の変化である核家族化による変化はとらえられても、家族の第二段の変化である家族の個人化に対応した宗教の変化はとらえ難い。家族を介在した宗教研究の多くはここで留まっている。筆者は、集団から個人への価値意識の転換に視点をあて「パラダイム転換」を行った。
本論文では、第一章で伝統的な家を基盤にした先祖祭祀の脱「家」過程ー家から家族、そして個人への移行をー墓祭祀の変容をもって整理し、第二章では継承を前提としない「非継承墓」の運営者である仏教寺院に視点をあて、併存する檀家制と会員制の両者間の優位性を分析することによって、宗教の基盤が集団としての家族から個人へ移行しつつある傾向を浮き彫りにした。
(編集委員:池上良正、小田淑子、島薗進、末木文美士、石一敏、鶴岡賀雄。分担執筆:鶴岡賀雄、佐藤研、四方田犬彦、石井研士、井上治代、西平直、清水哲男、岩田文昭、小田淑子、島薗進、堀江宗正)

28.『ライフデザイン学入門』

共著平成17年3月誠信書房
「生・死・健康とスピリチュアリティ」
ライフ(life)には生命、生涯、寿命、生活、生きがいなどの意味があるが、この概念を成り立たせて対極にあるのは「死」である。つまり死に規定されて生があり、病があるからこそ人々は健康を希求する、といったように両者は表裏一体をなしている。その意味でライフデザイン研究における病や死を視野に入れたアプローチは、重要な意味を持つといえるだろう。井上治代

29. 「『こころの教育』のための参考図書」(再掲)

共著平成17年3月天台宗総合研究センター
『こころの教育を考える』(p38-47)
「こころの教育」とは、「限りあるいのち」を大切に生きるという「死」と「いのち」の教育でもある。「こころの教育」のための本には、学校などの現場における教育用プログラムや実践を意図して書かれた本から、絵本のように読むことによって自然にこころを育てる本まで、いろいろある。人間の存在そのものについて考える本と教育の実践を紹介している。井上治代 

30.『Q&A 墓地・納骨堂をめぐる法律実務』補訂版

共著平成17年7月日本法規出版
藤井正雄・長谷川正浩共編。執筆者の表記(井上治代)あり。
本書は法律家、学者等による専門的な立場から、墓地・納骨堂をめぐる法律実務を解説したものである。筆者は「永代供養墓を買うときの注意事項」「墓地購入と子ども」「夫と同じ墓に入りたくない」「姓と納骨」「散骨」「散骨の場所」等の項目を担当執筆

31.『子の世話にならずに死にたい-変貌する親子関係』

単著平成17年8月講談社
かつての「家」には、子や孫に精神的に支えられる「安心」と、家の内部で介護や死者祭祀を担っていくという「安全」のシステムの両方が備わっていた。現在は後者が社会化し、家族の役割は精神的な「安心」を与える方に、より力が注がれている。「死後」の死者祭祀にも「子の世話にならない」という同様な意識が見受けられるようになってきた。死者本人には、自分の遺体の処理はできない。それを担ってきたのは「遺族」と呼ばれる人たちである。しかしこの「死者と遺族」の関係が刻々と変化を見せていることを実証的に論じた。 

32.『現代仏教情報事典』

共著平成17年10月法蔵館
現代仏教情報事典編纂委員会編「墓地はどこに行くのか」第二章第八節(p257-265)事典の前半部分の文章編を執筆。
筆者は、墓地研究者を代表して、現代社会における墓地の変化を社会学的分析した。松濤弘道、藤堂憶斗、浅川泰宏、井上順孝、村上興匡、井上治代、深水顕真、花房健、加藤旦行、太田建昌、今給黎泰弘ほか。

33.教養講演集71『人間と文化』

共著平成17年12月三愛会
「お墓を考える」(p127~p158)
リコー三愛グループの文化事業としての教養講座をもとにした刊行-哲学・宗教・思想から歴史・芸術・自然科学に及ぶ幅広い分野のテーマにカレント・トピックスを加えた6編で構成されたうちの1編を執筆。白澤卓二、小林 克、加藤英明、柴田敏隆、井上治代、深町正信

34.『現代における宗教者の育成』

共著平成18年5月大正大学出版会
財団法人国際宗教研究所編「宗教者に新しい活力を」(p64-68)
現代宗教を考える上で重要な、次世代の信仰の担い手の育成について、公開シンポジウムを開催し、その後、本書で、現代日本の宗教者をめぐる諸問題について考察した。

35.『思想の身体 第10巻 死の巻』

共著平成18年9月春秋社
「変貌する生者と死者の接点-葬儀・墓・仏壇のゆくえ」(p155-188)
本稿の課題は、生者と死者の接点である葬儀・墓・仏壇が、核家族化・少子化・高齢化した現代社会のなかで、どう変化しているかについて分析することである。そのさい筆者が臨床社会学的に介入している、尊厳ある死と葬送の実現をめざす市民団体・エンディングセンターの活動を通じて得た人々の意識や行動も踏まえて、特に、何が変わって、何が変わらないのか、といった点にも着目し、新しく登場した葬送形態の社会的背景を読み解いた。1.私化・個人化する葬儀/2.脱継承・自然志向・個人化する墓/3.生きた証としての「骨」が追慕の対象
編者:中村生雄、分担執筆者:中村生雄、池上良正、大貫恵美子、岡田真美子、井上治代、帯津良一 

36.『ジェンダーで学ぶ社会学』[新版]

共著平成18年11月世界思想社
14.「死ぬ-ターミナルケア」(p216~p230)
大学のテキストとして出版。個体の死に関しては男女の違いはないが、社会的・文化的な次元で捉える死には違いが現れる。発展途上国に男性人口が多く、先進国に女性人口が多いのはなぜかなど、社会学的に解説する。また介護やターミナルケアに関する意識の性差や、残存する家意識が及ぼす墓における女性差別的なあり方を解説する。(編者:伊藤公雄、牟田和恵編。分担執筆者:伊藤公雄、木村涼子、牟田和恵、田崎英明、金谷千慧子、田間泰子、松田恵示、中河伸俊、西山哲郎、伊田久美子、大橋由香子、筒井琢磨、井上治代)

37.シリーズ/宗教で解く「現代」Vol.3『葬送のかたち-死者供養のあり方と先祖を考える』

共著平成19年5月佼正出版社
「『死者儀礼』のいま」(p6-17)
日本人は古来より生者の肉体には生霊が存在し、死ぬと肉体から死霊となって遊離して、死後しばらくは荒ぶれた不安定な霊魂として存在すると考えてきた。それを子孫が長期にわたって祭祀することによって、死霊は子孫を加護するようなカミ(祖霊)に昇華する。この霊肉二元論にもとづく祖霊信仰を下地に、やがて「家」意識の発達と仏教による意味づけによって今日の葬祭儀礼が形づくられた。特に明治民法では祭祀財産の所有権を「家督相続の特権」として位置づけた。このように死者は「家」という集団を基盤とし、子孫によって単なる死者一般ではなく「先祖」として祀られ、その祀り方の多くは仏教によった。ところが核家族化、少子高齢化が進む現代社会では「家」意識は希薄化したばかりか、家族は集団としての機能を弱めて、集団から個人へという価値意識の転換が起こった。本稿ではこの個人を単位とした社会で一過性の葬儀や、継続的に行われてきた屋外の墓、屋内の仏壇といった場での死者儀礼がどのように変化しつつあるかを分析した。
(井上治代・武田鏡村・山田愼也・村上興匡・新谷尚紀・大濱徹也・釈 徹宗・峯岸正典・桜井徳太郎・川村邦光・奈良康明・村上和雄・山折哲雄・森岡清美・・孝本貢・藤井正雄・加地伸行)

38.『よくわかる現代家族』

共著平成21年5月ミネルヴァ書房
「葬送と墓」 編者:神原文子・杉井潤子・武田美知  大学における「家族社会学」のテキストとして作成。

39.『自分らしい葬儀とお墓の全てが分かる本』

共著平成21年5月三省堂
「第5章 桜葬―時代のニーズと市民によるネットワークの台頭」(p83~p113)自分らしい葬送を考える企画委員会編
尊厳ある死と葬送の実現をめざしたNPO法人エンディングセンターという1990年に発足した市民団体の活動のあり方を通じて、「いま、葬送分野に何が起こっているのか」、現代社会の葬送現象を解説した。

40.『よく分かる家族心理学』

共著編集中ミネルヴァ書房
「お墓事情にみる家族―『家の墓』の墓は今」     栢木惠子編      

41.よりみちパンセ 『死の味のする生の幸福』

単著編集中理論社
ライフデザイン学部の「生死の社会学」の授業内容をもとに加筆。ライフ(life)には生命、生涯、生活、生きがいなどの意味があるが、この概念を成り立たせて対極にあるのは「死」である。「死に裏打ちされた生の輝き」について、今を生きる人たちに、悔いのない生と死、そして「愛」をテーマに、さまざまなエピソードとともに問いかける。


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